ご報告と御礼

去る7月17日午後 1 時32分に
妙法寺 第34世(先代住職)内室
俗名 藏本玅子 
本正院妙信日玄大姉霊位が
行年92歳を今生の一期として
霊山浄土に旅立ちましたことを
謹んでご報告申し上げます。

檀信徒の皆様には、
生前母が大変お世話になりましたこと、
心より厚く御礼申し上げます。
コロナ禍ということもあり、
7月20日に家族親族、
檀信徒を代表して二名の総代様、
町内の皆様で葬儀を勤めさせていただきました。
ご報告が遅くなりましたこと、誠に申し訳ありませんでした。

22歳で妙法寺に嫁ぎ、
爾来70年に渡ってお寺のため
家族の為に尽くしてくれた人生だったように思います。
本堂でのお勤め、お花の入れ替え、
境内墓地での草取り、家事の姿が自然に思い出されます。
考えてみれば、あまりお寺を留守にすることも無かったように思います。
目立つことはありませんでしたが、
まさに妙法寺を支えてくれた人でした。

写真の蓮は今年から育て始めた蓮の為、
今年は咲かないだろうと言われておりましたが、
母が亡くなった日の朝にたった一輪咲いたものです。
そして葬儀の朝散ってしまいました。
結局この夏咲いたのはこの一輪だけでした。
家族は母が咲かせた蓮と信じ、花びらを全部棺に入れてやりました。
母のように美しい蓮でした。   

                    合掌

妙法寺 本堂前 帰皆妙法蓮 7月17日 開花

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